キャリアアップを図るためには、自分の性格や能力を把握し、それに基づいて将来像を明確にすることが大切だ。
将来像がはっきりしていれば、そのために必要な技術・知識・経験を考え、自分にとってためになる方法を見極められる。
決して目先のメリットにつられて安易に転職などをするべきではない。
例えば、給与の高さにつられて転職したとする。
もちろん最終的に高収入を目指すのは構わないが、その給与に見合わない技術や知識しかないうちに転職しても減給されたり、あるいはリストラされてしまう可能性もあるので注意しよう。
また、会社のネームバリューで決めた場合も同様だ。
自分の将来像を意識して必要な経験を積んでいけば、専門性の高い仕事ができ、自ずと給与も上がるだろう。
上記を踏まえた上で、転職先を決める際には、求人情報誌や転職サイトだけに頼るのではなく、人脈やヘッドハンティング会社を利用したほうが、仕事内容について詳しく知ることができるだろう。
そこで、具体的なキャリアの描き方とはどのようなものか、私の考えを述べたいと思う。
キャリアの構築は、目指す将来像と自分の性格や能力などによって千差万別だ。
さらに、必要な経験を積みたくても需要がなくては転職できないので、社会の状況によっても変わってくる。
終身雇用が基本だった頃は、会社に従って会社内部での移動や関連会社への転職を繰り返すことでキャリアアップができたが、終身雇用が崩れてからは、自分で専門性を高めていくことが重要になってきた。
しかし、どのような場合でも、キャリアを描くためには自己分析が欠かせない。
目標を定める段階でも必要なため、自己分析がキャリアアップの第一歩だと私は考えている。
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